プロメテウスの火・・・・校門

本校の校門には「校門をくぐるその時、きょう一日しっかり勉強して立派な人間になるだと緊張し、きょう一日、先生の教えを身に付けたかどうかを反省して出る門」を在校生のために残したいという卒業生らの想いがこめられています。 「火皿」はギリシャ神話の「プロメテウスの火」にちなんでいます。プロメテウスは人間に火を与えた神として知られており、知性の象徴として置かれています。
 平成11年に武道場(旧体育館1952年<昭和27年>竣工)跡に現在の多目的ホールの建設にともない校門の移動がありました。この工事にあわせて「火皿」が復活しました。

1951年(昭和26年) 校門完成

1988年(昭和63年 朝日中分離の年)の校門

在校生・保護者の方々の熱意で、開校以来「門」のなかった本校に校門が完成しました。設計は高須の加藤設計士、加藤末六氏が請け負われ、当時PTA役員でもあった加藤広氏の監督のもとで建設されました。高すぎても近代感覚ががなく、低すぎてもみすぼらしいというところが設計の苦労話として残っています。このとき校門の上に「火皿」がおかれました。

開校以来、幾度かの校舎の新改築にともない、校門の位置が何度か移動しました。その中で、いつのころか、またどのような理由かは不明ですが、校門の上の「火皿」が姿を消してしまいました。写真は昭和63年のころの様子です。